カテゴリー「7.海外出張、社外ミーティングなど」の投稿

2008年9月 1日 (月)

【海外出張】中東・南アジアにて事業機会模索ミーティング

【追記】エジプト、UAE、インドでの、現地の素晴らしい女性たちとの会話について、追記しました〔2008年10月10日〕。

 8月第3週に帰国した後、1週間ほど東京にいました。この間、フィンランド技術庁や家電メーカーとのある仕事で、定例ミーティングなどをもちました。
 また、私が昨年度(2007年度)に担当した社会人MBAクラスの学生から、今後の進路などの相談を受けました。

 そして、8月第4週には、今度は中東・南アジア方・東南アジア・東アジア面に向け、ある仕事のチームメンバーと一緒に、また東京を発ちました。このチームでは、次の国々を訪ねました。主にある事業の機会模索の可能性を見極めるためでした。

20080901 ≪中東・南アジア≫
◇エジプト(カイロ)の国営産業インフラ系企業
◇UAE(ドバイ)の英国系コンサルティング会社
◇UAE(ドバイ)のレバノン系産業インフラ企業
◇インド(デリー)の地元産業インフラ系企業
◇インド(デリー)の地元IT系企業
◇インド(ムンバイ)の地元IT系企業
◇インド(ムンバイ)の地元IT系ソリューション企業

 直接私が赴いたのは、この中東・南アジアへです。

 エジプトでは、エコノミストとして世銀勤務の経験もある、現地のコンサルティング会社のトップ、兼エジプト政府アドバイザーのエジプト人女性(経済学Ph.D)と、大変興味深いお話しをすることができました。

 例えば、「長い間、英国の植民地支配下にあったエジプト人は、米国とイスラエルとも、何とか“うまく”つきあっていますが、両国がもたらす/かかわる世界での紛争・戦争の背後にある真実を知っています。そして、多くの場合、欧州のある財閥ファミリーが絡んでいることなどについて、エジプト人の間では、これまでの歴史において身をもって知っている、いわば“常識”なのです。」といった類のことで、極めて興味深い内容でした。

 このことを、エジプト国営企業に向かうタクシーの中で話しました。私も多少はその当たりのことを知っていましたので、その会話を通じ、彼女からはきっと珍しい日本人と思われたのでしょう。空き時間を含め1時間ほども、思いがけず、世界の政治・経済情勢における深層部分についての意見交換ができました。忘れることのできない1時間となりました。

 UAEはアブダビとドバイを訪れましたが、8月の気温は50℃近くにもなり、ズボンの上からの直射日光は、まるで両脚が針で刺されているかのような暑さでした。
 しかし、この酷暑は7月と8月のみであり、1年を通して20℃程度の温暖な季節もあるようです。

 中東のオイルダラー(そのうち、オイルユーロに?)なる①資本と、インドなどの周辺国からの②労働力という、「成長会計」における2大要因による急ピッチな経済発展の様子が見て取れます。この点では、1997年のアジア経済危機(タイ、インドネシア、台湾、韓国など)や翌98年のロシア経済危機とは異なる、経済成長の安定性は見いだせそうです。

 しかし、ミーティングの中、英国人のコンサルタント幹部が、「アジア経済危機は、IMFにより仕掛けられたが、ここUAEは違うのですよ。持続的成長の要素が明確にあるのです。」と強調していました。
 このことは、私も分かっていたことですが、英国人の口からその言葉が出たことが、とても印象的でした。

 ところでドバイには、地図がないようです。理由は2つ。建設ラッシュが続き、地図を作成しても意味が無くなってしまうこと。さらには、砂嵐で道が消えてしまうそうです。確かに、当日のブルジュドバイ(世界一を目指している高層階の建物)は、遠めからは舞っている砂の中にぼやっと見えるだけでした。

 ここUAEドバイでは、現地のコンサルティング会社のディレクターであり、旦那様がスウェーデン人で、海外経験が20年ほどもある素晴らしい才媛(日本人)にもお会いできました。UAEとスウェーデンの自宅を行き来しているそうです。

 エジプトに続き、久しぶりに知的な刺激を与えてくれる会話を、ここでも楽しむことができました。
 例えば、UAEなどアラブ諸国では、ビジネスの主導的な役割をパレスチナ人かレバノン人が握っていること。この人々はとても優秀な人が多いようです。
 また、アラブ地域では、日本企業の優秀な技術をとても渇望しており、多くの場合、大変な好意を抱いているとのことでした。さらには、UAEの投資環境の良さや、経済のファンダメンタルズがとても安定していることなどを、欧米諸国は外国には教えたがらず、従って、大半の日本企業も知らないことが多いそうです。
 あるいは、英国人の経済的支配はいまも続いており、正面切って逆らうことは通常はまずないけれども、許容範囲(例:法律やビジネスのルールなど)の中で、自ら最大限の行動(ビジネス)をとろうと絶えず工夫しているようです。

 インドのデリーでは、米国MITよりも入学が難しいとされるIIT(Indian Institutes of Technology:インド工科大学)出身の経営学Ph.Dの女性と、またムンバイでは、お父様の仕事(国営企業の造船技師)の関係で、港区六本木に4年間ほど住んでいたこともあるという、ムンバイ大学の非常勤講師の女性と会うことができました。ちなみにこの大学も、インドでは上位5~6には入る名門校だそうです。

 その会話を通じ、ここでも英国の支配下にあって、ここ旧植民地の人たちは熟知しているが、日本人は殆ど知らない事情(旧宗主国との距離感、人種問題、宗教やカーストのこと、貧困問題、投資環境など)など、いろいろなことを教わりました。

 皆さん、本当に有り難うございました。


≪東南アジア・東アジア≫
◇タイ(バンコック)の国営系産業インフラ会社
◇インドネシア(ジャカルタ)の国営系産業インフラ会社
◇ベトナム(ハノイ)の国営系産業インフラ会社
◇中国(香港)の産業インフラ系コンサルティング会社
◇中国(北京)の国営系産業インフラ会社
◇中国(上海)の外資系産業インフラ・IT会社

 私はインド(ムンバイ)からタイ(バンコック)経由で帰国しました。チームの別メンバーはそのまま、あるいはこのタイミングで東京からのメンバーも参加し、東南アジア・東アジアのミーティングをもちました。
 
 毎日およそ、午前か午後にビジネスミーティングを持ち、その日の夕刻には次の国へ移動(機内泊もあり)、というのが基本的なパターンでした。

 ただ中には、夕刻にホテルでチェックインした後、2時間ほど眠りその日の23時(あるいは午前2時)にはチェックアウトというパターン、さらなる別パターンとしては、早朝6時am頃に空港に到着後、午後のミーティングに備え、午前中にホテルでチェックインし2時間の仮眠をとる、なども。ともかく、暫く忘れがたいよき経験になったのではないかと思います。皆さん、お疲れさまでした。(^-^)

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2008年8月18日 (月)

【海外出張】欧州と米国にて事業提携模索ミーティング

 若干多忙であったことにかまけて、大幅に更新を怠っていました。下述の件を含め約2ヶ月間の空白分を少しずつ、バックデートで記しておきます。^^;

 8月の第1週から第3週にかけ、約2週間ですが、次のような国々である仕事のミーティング(現地企業との事業提携機会の模索)のために出向いていました。

≪欧州≫
◇ドイツの大手エレクトロニクスメーカー
◇ドイツの総合電機メーカー
◇オーストリアの産業インフラ・機器メーカー
◇ドイツの総合電機メーカーのある産業 インフラ事業会社
◇スイスの電源機器メーカー
◇ドイツの総合電機メーカーのある産業インフラ事業部門
◇デンマークのソフトウェア会社
20080819_4


  欧州の伝統的な企業における海外事業展開の歴史的経緯やその背景、さらには彼らの海外戦略の一端を垣間見ることができました。
 それにしても、8月の第3週にして、デンマークのコペンハーゲンは、オーバーがいるほど寒かったです。

≪米国≫
◇米国コネチカット(CT)州の大手産業インフラ企業
◇米国フロリダ(FL)州の産業インフラ系コンサルティング会社
◇米国テキサス(TX)州の総合電機メーカー
◇米国カリフォルニア(CA)州の産業インフラ系コンサ ルティング会社
◇米国カリフォルニア州(CA)の産業インフラ系機器メーカー
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 米国では、この時は今般のサブプライムローン問題はさほど大きなことと、上記企業においては認識されていない様子でした。ただ、不動産市場からビル建設市場などにおいては、徐々に暗雲が立ち込めてきている状況にあることは感じているようでした。

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2008年6月17日 (火)

【アドバイザー】京都大学 経営管理大学院プログラム

20080613  先週の 金曜日(2008年6月13日)、京都大学「サービスイノベーション人材育成推進プログラム」のアドバイザーとして、京都まで行って来ました。

 同アドバイザリー・ボードのディレクターは、成生達彦氏(京都大学 経営管理大学院 院長)がおつとめになります。

 同プログラムの紹介文を、下に記しておきます。

(注)「私の見方・感想」において、ケインズが指摘した「百万人にひとりもそれと診断できないような方法で」について、一部訂正・加筆しました。

=====≪quote≫
アドバイザリー・ボード

20080613_4 本プログラムは、高度サービス・マネジメントやイノベーションを担う「サービス・クリエイティブクラス(創造的知識労働者)」の人材育成を目指しています。

 具体的には、人や社会を深く理解する方法を身につけ、文理融合の知識を活用してサービスの経済・社会的価値を引き出し、人や社会に還元できる人材育成を行う教育活動です。このようなイノベーションを引き起こす人材育成の教育プログラム開発に際しては、大学に蓄積されてきた理論や知識を習得するだけでは不十分で、サービスに関連する種々の領域において、高い見識をもって第一線でご活躍の方々からのフィードバックが不可欠です。

 今般、本プログラムの方向性や実施状況に対するご意見をいただくため、産官学連携という観点から、「アドバイザリー・ボード」を設置する運びとなりました。長年にわたりサービス領域でご活躍され、この分野についての造詣の深い下記6名の方々にご快諾いただき、アドバイザリー・ボードメンバーとして、ご支援をいただくことになりました。応用サービス領域として、高度専門サービス、情報・ITサービス、流通・交通インフラサービス、公共サービスなど、バランスよく網羅された構成となっております。

アドバイザリー・ボードメンバー(6名、五十音順)

■碓井誠氏 フューチャーアーキテクト 取締役副社長
■新保豊氏 日本総合研究所 理事・主席研究員
■角和夫氏 阪急阪神ホールディングス 代表取締役社長
■竹内直文氏 国土交通省大臣官房技術審議官
■村上憲郎氏 Google Japan 代表取締役社長
■横山健一郎氏 ハイアット リージェンシー 京都 総支配人

 サービス・イノベーションに対する産業・企業における真の課題は何か、我々のアプローチがこのような課題解決に対して有意義な手段であるのか、本教育プログラム履修後のキャリアとしてどのような人材育成を目指していくのか、今後の本教育プログラムの発展はどのようにあるべきか等々のコメントを賜りたいと思います。また、本教育プログラムの透明性を高め、説明責任を明確化するためにも、アドバイザリー・ボードを有効に活用していきたいと考えています。

京都大学 サービスイノベーション人材育成推進プログラム
アドバイザリー・ボード ディレクター
京都大学 経営管理大学院 院長
成生 達彦

=====≪unquote≫


■私の見方・感想:
(ビジネスパーソンも知っておきたいマクロ経済学的な視点)

 当日は、同大学院の担当教授陣らの各研究テーマについてのプレゼンテーションを拝聴しつつ、様々な意見を交わしました。

 このプログラムの内容につきましては、当面クローズのままお進めになるという方針のようでしたので、ここではそのプレゼンテーションについての具体的な内容に立ち入ることは控えます。

 私は主に、次のような観点・視点で取り組むことが重要ではないかと申し上げました。殆ど一般論です・・・(^-^)


◆経営学(MBAを含む)については、本来「哲学・ビジョン」にまで遡り、再構築することが重要ではないでしょうか。

 経営学のみを見ていても、社会・経済全体の大きな潮流や本質部分をとかく見失いがちだと、日頃感じています。
 欧米流のMBAという“学問”は、「株主価値=企業価値」というフレームワークを前提とした上で、株価を主とする財務的な価値指標(例:ROEなど)が誰(株主、経営者、アナリストら)にとっても、簡素で分かりやすいものなるよう研究する“学問”、と言えましょう。


◆経営学は、ミクロ経済学はもちろんのこと、マクロ経済学にかなりの部分規定(制約)されるものであり、両者は不可分一体的なもの。その視点を盛り込むことも肝要ではないでしょうか。

 特に、バーナンキFRB議長が言うところの「犬の尻尾」たる金融経済が、本来その「頭」たる実物経済を振り回している様子(全貿易取引額の80倍余ほどもある状況)は異常。
 「金融サービス」への過分な思い入れは、均衡を崩してしまった現下の経済体系を助長するものになるのではないでしょうか。


◆「サービスイノベーション」における「サービス」とは何か、その価値の源泉はどこにあるのか、といった基本的な問いを発し、それに答えるところからスタートを切るべきではないでしょうか。

 「サービス」とは、イノベーションやTFP(全要素生産性)のドライバーにはなりえるものの、コア技術(どちらかというとハード的な要素)こそが、シュンペーターの「新結合」をもたらすことになるのではないでしょうか。

 日本の産業史を見れば、繊維→鉄鋼→自動車の変遷の中にあって、各産業のコア技術が市場や社会に浸透(スピルオーバー)する過程にあって、まずハードが起点になり、その後サービス(例:自動車であれば、ドライブイン飲食サービス、旅行サービス、レンタル・金融サービスなど)が次々に生まれます。これは、原丈治(はら・じょーじ:DEFTA PARTNERSグループ会長)さんが指摘していることでもあります。

 つまり、「サービス」が隆盛である時期とは、当該産業の成熟期である、と言うことです。電話機やテレビ受像機がまず社会に浸透し、その次に様々なサービス(通信サービス、コンテンツサービス、放送サービス、広告サービスなど)が生じる様子もそのことを物語っていると言えましょう。
 従って、「サービスイノベーション」単独では効果は必ずしも期待できませんので、ハードやプラットフォームとのセットで考えることが重要になるでしょう。


◆同様に、「イノベーション」または「成長」とは、何かを問うことが重要でしょう。多くの日本人は、シュンペーターの「イノベーション」の理論は知っていても、ある肝心なことを見逃しているのです。

 「サービス」とは、イノベーションやTFP(全要素生産性)の要素にはなりえるものの、コア技術(どちらかというとハード的な要素)が、シュンペーターの「新結合」をもたらすのではないでしょうか。
 具体的には、コア技術がイノベーションの5つの類型(①新しい財貨の生産、②新しい生産方法の導入、③新しい販売先の開拓、④新しい仕入先の獲得、⑤新しい組織の実現)をもたらすと言えましょう。

 そして、特筆すべき経営学者であったシュンペーターは、また稀有な経済学者でもあったことを、多くの日本人研究者は見落としているのではないでしょうか、と。
 特に、同類型のうち、「①新しい財貨の生産」が何を意味しているのかを知らない実態が多い。シュンペーターは、銀行家の存在とその融資(信用創造)機能を極めて重要な要素と見なしているのです。
 言い換えますと、「イノベーション」を起こすにも、この「銀行家の存在と信用創造機能」が不可欠である、と言えるのです・・・

 「成長」のうち、特に「経済成長」とは、その銀行家に負債を返すことがその核心です。このことを知らずに、「成長、成長」と言っている様子は、シュンペーターからみれば、さぞかし滑稽に違いありません。ケインズもこのことに気付いており、このからくりを知る者は極めて少ない(10万人に1人?100万人に1人に訂正)、と言ったようなことをどこかで言及していたように思います。ここでは、これ以上は止めておきましょう。

(注)「ジョン・メイナード・ケインズも1919年にこう記している。『レーニンは実に正しかった。通貨の価値を下落させることほど、微妙でしかも確実に社会の基盤を覆す方法はない。この過程では、経済の法則の隠れた力がすべて経済を破壊する動きに動員される。しかも、百万人にひとりもそれと診断できないような方法で』。
(出所)アラン・グリーンスパン『波乱の時代―わが半生とFRB』(2007年11月)



◆「サービス」というその性格から、「経済的な効率性や合理性」を過度に重視過ぎると、本来の「サービス」の価値(供給側のもてなしの心、需要側の参画意識、経験、共感など)を毀損してしまいかねないことがあるのではないでしょうか。

 ローランド・ホール氏のマーケティング理論では、古典的な「AIDMA」(アイドマ:Attention →Interest → Memory →Action)が示されました。
 さらには電通さんは、示したインターネット上の消費者の購買行動である「AISAS」(アイサス:Attention →Interest →Search →Action →Share)を示しました。

 私は、「インターネット2.0」時代、あるいは「メディア2.0時代」では、生産消費者(プロシューマー)の購買または非購買(非金銭的活動)は、 「AIPES」(アイペス:Attention →Interest →ParticipationExperienceSympathy/Share)プロセスに従う、と考えています。

◆「グローバリゼーション」は諸刃の剣です。「サービスイノベーション」を考える際、この世界の潮流を良くも悪くも考察した上で、冒頭で示した日本の新たな「哲学・ビジョン」を前提に、様々な考察を加えていくことが重要ではないでしょうか。

 グローバリズムとは、アングロサクソン流の世界戦略です。その戦略を牽制・超えるには、同じ土俵に居ては戦っても勝算はない、ということです。

 また、「サービスイノベーション」には、各国あるいは国内での経済的主体による切磋琢磨という意味での「競争」的要素があるでしょう。しかしながら一方で、「共創・連携」的な要素の方がさらに重要だと考えています。特に、日本国に留まらない、新アジア広域圏(中国・韓国・東南アジア・インド・ロシア・トルコなどを含む)での取り組みが求められます。そのような視野を広げた考察が、今後必要なのではないでしょうか。

 と当日、勝手気ままなことを申し上げました。^^;

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2007年10月 9日 (火)

通信企業のCSR座談会

20071009 2007年8月頃に行った座談会の様子が、雑誌およびWebに掲載されましたので、記しておきたいと思います。 

 当日はNTT東の高部社長に加え、田中里沙さんともお会いでき、とても感激致しました。
(当日、かなり雨が降り、弊社一番町とNTT東本社の新宿まで車ではかなり込み合う時間帯でしたので、JRと徒歩で向かいました。そのためズボンがかなりヨレヨレになってしまったようです。座談会後の写真撮影のときに気づきましたが、もはや手遅れでした。。。)

 NTT東からのニュースリリースを一部転載致します。

≪転載始め≫
===================
平成19年10月5日
『NTT東日本グループCSR報告書 2007』の発行について

■ NTT東日本グループにおける、コーポレートガバナンス・企業倫理・環境保全活動・社会貢献活動・個人情報保護等、2006年度におけるCSR活動の取り組みと実績をまとめた、「NTT東日本グループCSR報告書 2007」を発行します。

 NTT東日本グループでは、事業運営における重要な項目のひとつとして、CSR行動基準の策定などCSR活動の充実を図ってきました。これらのCSR活動の取り組み状況や成果を、ステークホルダーの皆様へご報告することを目的として、2000年度から「環境報告書」、2006年度からは「CSR報告書」を、毎年1回発行しています。

 「NTT東日本グループCSR報告書 2007」では、『事業を通じた社会の課題解決への貢献』をコンセプトとし、レイアウト変更や、社員の声の掲載等を実施し、より親しみのある読み易い構成にしました。
 また、小学校5、6年生にNTT東日本グループのCSR活動を「会社見学」というスタイルで理解していただくように、別冊『会社のつうしんぼ』を昨年に引き続き発行します。

 NTT東日本グループのCSR活動は、以下のホームページでも紹介しています。
〔CSR活動〕トップページ 
http://www.ntt-east.co.jp/csr/
 なお、「NTT東日本グループCSR報告書 2007(Web版)」は、平成19年10月9日(火)からホームページ掲載します。

<主なポイント>
1.「座談会」
 株式会社日本総合研究所 総合研究部門理事・主席研究員の新保豊氏と「宣伝会議」編集長の田中里沙氏をお招きし、NTT東日本グループは「身近な総合ICT企業」として社会の期待にどう応えていくか、をテーマに弊社代表取締役社長のと意見交換をしていただいた様子を座談会形式で掲載しています。
(略)

===================
≪転載終わり≫

 CSRは今や企業の活動にとって、大変重要な役割を担うものとなりました。

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2007年9月14日 (金)

韓国財閥系企業、K大学、総合電機メーカーとのミーティング

20070914  9/14(金)は少々忙しい日となりました。

招かれて午前中、韓国の財閥系大手エレクトロニクスメーカー(日本法人)のトップマネジメントのみなさん(社長+2名の常務+顧問)とランチョンミーティング

 話題は日本の情報通信市場の行方。特にWiMAX市場の動静を中心に、1997年の「アジア金融危機」前後の韓国の経済情勢、日韓の企業レベルでの友好促進、さらにはイノベーションなどについて意見交換をしました。
 
 お話しの中でイノベーションについて、私から推薦したい著書について触れました。その本とは、このBlogの「専門家アンケート:2007年を見通す(2006/12/14)」でも紹介しているものです。私にとっては、イノベーションに関するバイブルのような位置づけとなっています。
  ★トム・ケリー著『発想する会社!(The Art of Innovation)』、出版社(早川書房)


午後そのまま、K国立大学の経済学部と同ビジネススクールの教授お二方と意見交換

 今回は2回目。私たち(弊社)のようなシンクタンク機能と経営コンサルティング機能を併せ持つところに、ご興味をお持ち頂いています。
 当方からは、私のほか3名の若手・中堅研究員が同席。

 最初に、K大ビジネススクールご担当者から、「文理融合」をキーワードに、①事業創再生、②プロジェクト・オペレーション、③フィナンシャル・リスク・マネジメントについて説明頂きました。その後、知識産業や非金銭的経済、さらには外国人の受け入れなどについて話題が及びました。

 経済学部ご担当者とは、主に、a)ゲーム理論、b)リアルオプション、c)企業間取引、d)産業集積、さらにはe)競争政策などに関し意見交換をしました。時間の制約から、今回は大枠レベルのことでした。
 私からは、主にマクロ経済的な視点の重要性を強調しました。ミクロ経済学と異なり、需給関係の均衡の崩れた系における、さまざまな経済要因に対する考察は難しいことが多いものです。しかし、例えば、情報通信産業のようなミクロ面への影響など、無視しえないことが少なからずあるからです。

 継続して意見交換を重ねましょうということで、個々の検討などについては次回の課題としました。

夕刻~夜半、総合電機メーカーとのミーティングなど

 主に研究開発に関する国内外のケーススタディについて。具体的なアジェンダについてはここでは控えたいと思います。先日、半導体・エレクトロニクスメーカーの今後の動静・展望について講演をしたばかりでしたので、わが国の電機メーカーにもエールを贈りたいと考えています。

 個々の企業行動(Conduct)において、マネジメント上の目標やそれを実現する戦略のことも重要ですが、一方でその企業の行動を規定している産業・市場構造(Structure)が、多くの場合、行動の結果としての成果(Performance)に多大な影響を及ぼすものです。
 にもかかわらず、このStructure領域での国や産業界挙げての実効的な取り組みが不十分であると日頃から感じているところです。

 研究開発分野であれば、私のチームはさまざまな経験をもっています。さまざまなスキルとノウハウを持っています。これらは海外本社の指針書や教科書をローカライズするようなものではなく、日本企業が置かれたStructureを加味し、Structureの変革を働きかけるとともに、最も効果的なConductを通じ、最大のPerformanceを得ようというものです。

 本日のミーティングを通じ、この企業(またはご担当者)における課題や潜在能力の一端が垣間見えたような気もし、今後の行動についての展望も見えたようにも感じました。お蔭様でとても有意義な場となりました。有り難うございました。
(また、料理はとても美味しく、日本酒も大変旨く、ご馳走になりました。)

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2007年8月 3日 (金)

【海外出張】ドイツ(Bonn)にて

20070801  ParisからドイツのBonnへ。Bonnにはかつての官庁街でもあり、政府と関係が強い企業の本社があります。大半はBerlinに移りましたが、今も首都機能が一部残っているはずです。

 仕事で私はBonnにもBerlinにも何度か訪れていますが、いつ来てもライン川近辺の街並みが美しいことに感動します。

  ホテルの前はライン川が、ゆったりと流れているように見えました(写真上)。しかしよく見ると結構流れは速く、向こう岸に人々を渡す船が進むには、かなりのパワーがかっかている様子が分かりました。

 次の文は、内容が重複しますが、ボンからSkypeで東京のチームメンバーに送ったものです。
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 こちら3人は元気です。予定通り現在ボン(ドイツ)に来ています。ホテルの前はライン川が流れ、外は空気がきれいで涼しくいいところです。
 大学街ですので、全体的に落ち着いた雰囲気があります。いま外で教会の12時(昼)を告げる鐘が鳴っており、異国情緒を感じさせます。
 午後はドイツテレコムCIOとのミーティング。ボンは西独時代の首都ですので、伝統的な通信会社の本社もここにあるということでしょう。
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20070801_2 ボンにはまた別の顔があります。写真(下)は、何か分かるでしょうか。

 そう、ベートーベン先生です。写真は後ろ姿のものですが、この広場を訪れたことのある人でしたら、すぐに分かったことと思います。

 さすが音楽(特にクラシック)の街でもありますので、夕方になると、2人か3人のストリートミュージシャンのグループが三々五々、小道に現れ、バイオリンでクラシックの曲を奏でていました。中には10歳ぐらいの男の子とそのお父さんらしきペアの演奏も。これがとてもうまい。また恐らく移民だと思いますが、バンドネオン(bandoneon:アコーディオンに似ている楽器)で、「アルゼンチン・タンゴ」を弾いていた30歳代風の男性ペアの演奏は秀逸。プロ並みでした。たいがいの通行人が足を止めて聞き入っていましたよ。

 8/3(金)にボンを出る前の午前中、ホテルでNIKKEI NETの恒例のIT Plusアンケートに回答しました。 これで3度目くらいでしょうか。ただ偶然にも、うち2度は確かドイツ(ベルリンのホテル?)からだったと思います。その時(2004年6月)は、太陽光発電などの環境・エネルギーに関する仕事で、ちょうどドイツでワールドカップが開催されていた時分にこの国を訪れていました。

 通信環境が年々良くなってきていますので、原稿はどこでも書けるものです。それを送るのも簡単ですし、まるで東京で仕事をしているのと変わりありません。「仕事がどこにでも付いてくる」と嫌がる人も少なくないかも知れませんね。

 東京で脱稿した、『週刊エコノミスト』(NTT特集)の記事の初校確認は、確か数日前の米国滞在の時だったと思います。

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2007年7月31日 (火)

【海外出張】フランス(Paris)にて

20070731_2  Londonから今回は空路でParisへ。

 ドゴール空港には深夜に到着。そのままホテルへ。もう殆どのレストランは閉まっていましたが、夕食をとっていませんでしたので、何とかお店を見つけて一息つけました。

 写真は、同行したAさんがその翌日撮ったもので、ホテルの中庭。

 ここで、それまでの米国と英国でのミーティングのメモを整理したり、帰国後のレポーティングに備えました。

 幸い最近では、たいがいのホテルにもWLAN(無線LAN)の環境があり、電源さえ都合がつけば、どこでも仕事ができますね。

 このフランスのケーススタディとしては、フランステレコムとその携帯電話部門のオレンジなどを取り上げました。フランステレコムには、私のチームで、確か3年ほど前に別テーマで来訪したことがあったはずです。

 前回の「ICT国際競争力懇談会」(次世代IPネットワークWG)に続き、総務省から今度は「ICT国際競争力会議」(次世代IPネットワークWG)の構成員を、この出張前に、またお願いをされていました。8/3(金)の第1回会議に出席できないため、その会議に向けたメモをここで書いて送っておきました。そのメモは別途記しておきたいと思います。

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2007年7月29日 (日)

【海外出張】英国(LondoのCityなど)にて

20070729london  米国Chicagoから大西洋を渡り、英国Londonへ。

 ここでは、BT(ブリティッシュ・テレコム)の携帯電話部門が分離したO2という会社が、その後スペインに本社を置くTelefonicaに買収され、現在ではTelefonicaO2という携帯電話会社を、この日の午後に訪問しました。
 その午前は、英国Loyal Mailという民営化したばかりの企業の幹部とのミーティングをもちました。

 仕事でも、もうLondonは何度も来ていますが、これまでで経済が最も加熱的になっていると感じました。

20070729london_3 ミーティング前の土日は、宿泊先が金融街のシティに近くでしたので、歩いてLondon橋(写真上)やシティの象徴であるMonument(写真下)を通って、買物に 出かけました。夜9時過ぎでしたが、ご覧のとおり、北緯の高い場所(ちょうどLondonは樺太の中央部くらい)ですので、夕焼のようなやや赤みを帯びた雲ですが、とても明るいのです。

 この国では特に日曜の夕刻以降は、多くのお店・レストランが閉まっています。幸いにもパブは開いていました。

 移民が多い街でもありますので、移民(トルコ人?)が経営するシシケバブの店などが目につきました。ポンド高・円安(1ポンド250円くらい)ですので、普通程度のレストランに入れば、日本の2.5~3倍程度の料金が請求されます。この為替レートは異常だと感じます。

 地下鉄も初乗りで4ポンド(約1,000円)ですし、ともかく物価が高いです。昔からLondonのホテルは、部屋は狭いにもかかわらず、料金は世界一高くて有名でしたが、今では何もかも高い。仕事以外では、なかなか再訪する気にならないでしょうね。

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2007年7月25日 (水)

【海外出張】米国(NY州、NJ州、Kansas City、Chicago)にて

Usa0708020051    7/24(火)に成田を出て、米国、英国、フランス、ドイツにかけ、ある件の関係でケーススタディを行ってきました。帰国は8/4(土曜)。外国と日本の違いをいろいろを感じるものです。

 米国では、NY州に宿泊し最近(7/24~7/25)のNYを見てきました。出張ですのでほんの半日か1日滞在した程度で、翌日には隣りのNJ州のVerizon本社の幹部とミーティングを行いました。別途、テレビ会議によるVerizon側の参加もありました。

 NY(Manhattan)では、直前の7/18に蒸気管爆発事故がありましたので、もしかしたらアスベストを吸い込んでしまったかも知れません。NYの蒸気管爆発事故、破片からアスベスト検出(2007年07月20日)の記事を読むと、ちょっと不安。

 このNYから車(リモー)を調達し、高速を飛ばしハドソン川を横切って、隣りのNJ州へ。Verizonは森の中の広大な敷地にありました。高速は空いていて快適。研究にはもってこいの環境でしょう。受付では、次々と来客がありこの企業の活動が活発なことがうかがい知れます。

20070726sprintnextel NJの空港から、Kansas Cityへ。「米国のへそ」と呼ばれ、ちょうどこの国の中央部に位置しています。

 出張先は、SprintNextelという固定電話と携帯電話のサービスを行っている総合通信会社( 写真中央)。敷地に大きな池が幾つもありました。炎天下でしたので、この池とその緑をみて少しほっとする感じでした。

 携帯電話部門では全米で、Verizon、AT&Tに次いで第3位の企業です。ここのCIOと会って来ました。ビジネスの面ではとてもアグレッシブな方ですが親切で、ここでも私たちを大変暖かく迎え入れて下さいました。

 午後のミーティングは、車で5分ほどの、ある運送・輸送会社へ。ここのCIOの方の古巣は、SprintNextelとのこと。数名のみなさんと業務とITに関するミーティングをもちました。

 Kansas Cityは、「よき米国・中西部」の伝統がまだ残っているようなところでした。ランチをとったイタリアンの店で、3歳ぐらいの小さな女の子とそのお母さん、お婆さんの家族が、研究員のAさんに話しかけているのが聞こえました。Aさんら私たちは、その子にとって、「初めて見る日本人なのですよ」と。

20070727chicago_3 夕刻にはKansas CityからからChicagoへ向かい、そこで宿泊しました。新古典派のシカゴ学派を形成するシカゴは大きな街(写真下)です。

 ホテルのすぐ近くには、大きなミシガン湖がありました。すぐ歩いて行ける距離でしたが、私はそこまで行きませんでした。同行したAさんが撮った写真には写っていませんが、時間帯によっては靄(もや)が一面にかかっていました。

 自分の立っている場所を知らなければ、近くにきっと海があると勘違いすることでしょう。

 

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2007年7月20日 (金)

フィンランドTEKESとの仕事

 今週、私のチームで、ある電話会社のコールセンターを見学する機会を得ました。私は米国などで数年前から、様々な仕事の関係でコールセンターを見学・視察する機会を得たことがあります。

 例えば、eコマース関連、通信関連、あるいはCATV関連などの企業が運用するものです。今回のコールセンターの水準(スピードなどの効率性、セキュリティーなどの品質面)、は、世界でも最も進んでいる部類ではないかと感じました。ただ具体的なことは、書けませんのでご容赦を。

 さて、今週末の8/20(金)、TEKESというフィンランドの技術庁のあるディレクター(Ph.D)と、デジタルメディアに関するミーティングをもちました。東京オフィスは、南麻布のフィンランド大使館の敷地にあります。

 私はある縁で、フィンランド大使館が主催する、フィンランド政府要人(大統領や首相、大臣など)主催のレセプションやセレモニー、あるいは日本の総務省間の意見交換会(ランション・ミーティング)などにも、出席したことがあります。ちょっとしてきっかけで、フィンランド国とは、この6~7年間少々関係があります。フィンランドはIT先進国でもあり、私の仕事のこともあり、注目すべき国だと思います。

 昨年度は、野村総合研究所や三菱系のシンクタンクが手がけたと聞きましたが、今年も昨年同様に、主にある特定分野のテクノロジーを基に、わが国の市場の動向などをスタディーするものです。当社も当初からお声がかかっていたのですが、別の仕事の関係で調整がつかず、昨年度は残念ながら見送らざるを得ませんでした。

 今年末までに、3本のテーマでレポートをまとめるものです。うち2本は例えば、「メディア2.0」が主要なキーワードになるのではないかと思います。 この仕事を通じ、TEKESとJRIとは共同の成果が得られるはずですので、その時にはJRI側でうまく編集し対外的に公表することもできるかも知れません。

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