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2007年11月28日 (水)

来日中のフィンランド技術庁TEKESのみなさんと

20071128 11/28(水)の午前中、ある情報通信会社の若手スタッフ(今回は100名程度)の皆さんへ、第2回目のスペシャルレクチャーを行いました。
(最後の3回目は、12/12水曜に予定されており、過去2回分を含め計400名にもなりそうです。)

 その後夕刻前、南麻布のフィンランド大使館の敷地にある、フィンランド技術庁TEKESジャパンのオフィスにて、今回は「Ubicom」(Ubiquitous Communications)に関するミーティングを持ちました。

 TEKESの別チームとは、このほか「Media Convergence」に関する共同研究(パート1+パート2)も既に行っています。 

 TEKESの組織は、図のとおりです。20071128tekes_

 TEKES側(フィンランド人6名+日本人顧問)と私たちJRIメンバー6名との間で、日本のユビキタス技術の進捗や今後のビジネス展開の可能性などについて活発な議論となりました。
 私たちもTEKES側の反応がよく伝わり、とても有意義な場となりました。

 特に、ユビキタス社会が将来実現した場合の「ビッグブラザー問題」(ジョージ・オーウェルの小説『1984年』に登場)について。これは重要なことです。

 その牽制策を、私たちJRIから提示。私はそれを「コクーン層」の仕組みと呼んでいます。

 未来社会の人々は、蚕の繭(まゆ=コクーン)機能を使うことで、自らのネット上のアクセス足跡(そくせき)を瞬時または一定期間後消し去ることができるようになるのです。利便追求の結果、第三者機関(政府、通信会社、金融機関など)に自身の情報が何もかも残ってしまう(渡してしまう)状況を消去(キャンセリングなど)できるわけです。

 このような機能を自在にコントロールできる自由を確保できないと、私たちは「ビッグブラザー」の支配下に置かれかねません。こんなことまで政府のみなさん(TEKES技術庁)にお話ししてどうかとも思いましたが、さすがにフィンランド人は理解が早い。「それは面白い!」とおっしゃって頂き、結構受けたかなと思いました(自画自賛)。

 こうした2時間半ほどの白熱した討論の後、都内の高層ビル最上階に場所を移し、そこからのレインボーブリッジの夜景を背に、フィンランド・日本談義に花を咲かせました。初来日のフィンランド人何名かにとっては、大都心の夜景はかなり珍しいものだったに違いありません。

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