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2007年11月12日 (月)

【意見交換】伊バーリ大学のみなさんと

20071112









  先週の11/7(水)の午前中、ある通信会社の若手スタッフのみなさんに、今後の情報通信産業や日本の経済情勢などについてレクチャーする機会がありました。ここで出た質問などの件は、このBlogでもその内容をデフォルメしたかたちで適宜取り上げたいと思います。

 この日の午後は、イタリアの国立大学であるバーリ大学(the University of Bari:上の画像)の学長や、経済学部国際ビジネス学科の教授および大学院生(+どなたかの奥様と10歳くらいのその息子さん)の計23名を、当社の一番町本社に迎え入れました。奥さん同伴でビジネストリップをすることは、欧米では決して珍しくありませんが、その奥さんがミーティングに同席すること、さらには息子さんまでが一緒だったということは、とても印象的でした。素晴らしい!

(以前のこの種の訪問団として、私が直接担当したものには、例えば、フィンランド技術庁などのものがありました。しかし、そのときは本国の局長クラスの面々であり、みなさん単身で来られていたようです。お国柄およびTPOに応じ、それぞれだと思います。)

 今回の日本への初訪問には10日間ほどを費やし、当社の前は東大を、また翌週には京大を訪問するとのことでした。その他の訪問先企業としましては、トヨタ自動車、百貨店、コンビニエンスストア、IT企業、輸送業者などのようです。

 この大学のことは、ウィキペディアでは、次のように紹介されています:
The University of Bari (Italian: Università degli Studi di Bari) is a university located in Bari, Italy. It was founded in 1925 and is organized in 12 Faculties.

20071112bari


















 バーリは、ローマから南東にほぼ一直線で続く、アッピア街道の終点で(アドリア海に面する)、風光明媚な歴史のある街(イタリアでは2番目に大きな都市)です。地形的にはイタリアの“長靴のかかと”に位置します(中央の画像)。

 当日の構成は、次のようなものでした。
①主に日本の経済情勢や情報通信産業の今後の流れなどについて私から
②日本市場へイタリアの企業が参入する際に参考となる、日本市場の特徴やイタリア企業の市場参入機会などの可能性について、当社のイタリア通のマーケティングなどを専門とする主任研究員Iさんから
③日本のコンサルティング業界の特徴と日本総合研究所の位置づけなどについて、Oマネジャーから

 私からの内容のうち、タイトルベースのものを抜粋しておきましょう。

■タイトル: Perspectives on Economic Affairs and Consumer Markets in Japan

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【1】 Economic Affairs in Japan
◇Real GDP Growth Rate (Average Annual Growth from 1950 to 2000)
◇Scenario of Expanding Equilibrium in GDP growth
◇Stuck in Worsening Deflation for the Past 7 Years (Economic Downturn)
◇Globalization and Japan
◇Types of the Corporations
◇IMF-like "structural reforms" worsened the deflationary slump in Japan
◇Not “Private from Public” but “Overseas from Public” by Privatization of Japan Post
◇Corporate Conduct under the macro model (Structure in SCP paradigm)
◇Relation of PER, PBR, and Cash Flow Interest Risk of Major Companies to be Bought Out
◇Relation of PER, Ratio of Foreign Stockholders, and Market Value
◇Major Domestic and Foreign Investor Funds
◇Correlation of growth rate between Credit creation and nominal GNP
◇Japan / US Liquidity Index and the Exchange Rate for Dollars to Yen
◇Japan / US Leading Liquidity Index

【2】 Perspectives on Consumer Markets
(略)
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 このような内容を英語で説明するのは、結構骨の折れることですし、私の説明能力不足もあって、大して伝わらなかったかも知れませんね。

 私の担当分では、日本のマクロ経済環境がかなり厳しいところにあること、あるいは外資企業を歓迎するというよりも、 留意せねばならない要素が今の日本には少なからずあることを、かなり無用に印象付けてしまったかも知れません。
 しか し、よく聞いて頂ければ、これが現実であり、このようなことを踏まえ、それでも市場参入を果たすにはいかにしたらよいのかを考えて頂くことになれば、多少なりと意味があったということでしょうか。と、勝手に解釈・納得しています。

20071112 私はたまたま昨年末と年始を、南イタリアのこのバーリという街で家族と過しました。大晦日のカウントダウンも、この街の大通り(ちょっとした広場)で経験しました。

 画像は古都バーリの一端を示す古城の跡です。イタリアという国は、北部も南部も、国全体がまるで博物館のようなところです。どこへ行ってもそう感じさせられます。

 大晦日には、シャンパンと雨傘を手にした地元のみなさんが、その広場に繰り出しており、前方では仮設ステージが設けられ、イタリアの民族音楽などが披露されるなど、とても活気のある光景・雰囲気を楽しむことができました。新年を迎えた時の「シャンパンがけ」では、雨傘が事前に目に入っていましたので、寒空の下の難(冷えたシャンパンから放たれる液体)からは、辛うじて逃れることができました。

 現地での体験をしていましたので、バーリ大学の皆さんへのプレゼンテーションの冒頭、こうした話題で随分、盛り上がりました。

 今回の件が当社のビジネスに直接なるようなことは、そうないと思いますが、当社の社員が海外に出向く時は、このような歓待を受ける場合が少なからずあるものです。私もそれをたくさん経験しています。
 その意味では、この種の来社グループ(訪問団)を歓迎することは、私たちのようなシンクタンク機能とコンサルティング機能をもつカンパニーとしては基本的なマナーでもあろうと日頃考えています。

ba-

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