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2007年6月 4日 (月)

【取材】ドコモ2.0でそんなこと言いましたかねぇ?

 毎日新聞から先週、電話取材があった記事が5/31(木)付けと6/1(金)付けで掲載されていました。しかし、私がこたえたポイントは、ここに書かれたようなことではなかったと思うのですが。。。

ドコモ2.0:大攻勢 イメージ先行か、反撃の起爆剤か (毎日新聞、2007/06/01)
 「ドコモ2・0」の904iシリーズは、反撃ののろしとなるか=4月23日に開かれた同シリーズ発表会で、内藤絵美撮影 「そろそろ反撃してもいいですか」--。昨年10月から始まった番号継続制度で「一人負け」したNTTドコモが、「ドコモ2・0」をキャッチフレーズに広告宣伝費を大量に投入し巻き返しを図っている。若者受けする「新しさ」「カッコ良さ」を前面に押し出す戦略だが、携帯利用者からは「イメージ先行で分かりにくい」という声も漏れる。「反撃」は本物か?
(略)
 ただ、同業他社は「『ツーインワン』の需要がどれだけあるのか」と冷ややか。また、端末の機能やサ
ービスの説明が消費者に十分に伝わっておらず、「2.0が何を指すのか分からず、イメージが空回り」(業界関係者)という指摘も。新保豊・日本総合研究所主席研究員は、「『2.0』は通常、『今までとは違う』という意味合いで使われるが、『ドコモ2.0』には、そこまでの違いが見いだせない」と話している。

 簡単に2点ほど。

ツーインワン」について
 私はセグメント顧客(主に消費者)別に、今回の新サービスや新端末をターゲティングすれば、また需要の価格弾力性を考慮したプライシングをすれば、新たな需要喚起を生む可能性があることを申し上げたはずです。言い換えますと、少なくとも特定顧客層においては、ARPU増加につながる可能性さえあることを。。。


「そこまでの違いが見いだせない」について
 このようなこと言いましたかな。基地局などのインフラ整備は時間がかかるため、競合他社への反撃には時間がかかります。その点、MNP以降、どのみち投入を急いでいた端末開発で、今回の新機能を盛り込むことを準備していたと思われます。
 さらに大勢のタレントを同時に起用した広告投入は、基地局拡充や端末投入よりも、短期にかつタイムリーに手を打てる対抗措置となり得ます。ドコモの場合は、特に財務体力も大きいですし。
 本格的な「DoCoMo 2.0」は、無線LAN対応やHSDPAなど向けの、新たな基地局の整備後の、今年後半かそれ以降に。このような可能性があり、今回の打ち出しはその布石段階にあるのではないかと。

 短い記事でここまで書くには大変でしょうが、せめてポイントは盛り込んで頂きたかったですね。

PS: これまで様々な取材を受けてきて、お話ししたことの核心部分が掲載されたことは殆どなかったのが実態だったかと思います。
 ひどい記事(
別の某新聞社ら)だと、9割以上私が申し上げた内容がそのまま、その記者氏の記事になっており、誰でも言えそうなことが、最後に1~2行程度ほんの付けたしのごとく掲載されている(私のコメントとして)といった類のものもありました。
 その点、Blogの効用は大きい。すぐに補足などができますので。

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